徒然なるままに書き綴るブログ

マイクグリルのメンテナンス

お久しぶりです。アイデンです。


最近は、バンドのグルーブの中に電子音のグルーブを入れることで、人間と機械のグルーブの融合にチャレンジしたいと思っていろいろ試しています。


実は私、アナログなネタが多い一方でEDMなどのすごく機械的なグルーブも好きです。

Native InstrumentsのMassiveのベースを使ってみたくなり、Maschineにバンドルされているので、セットで購入して遊んでいます。機械のグルーブでイントロを作るだけでもかなり、インスピレーションを受けるものがあり、一人で曲作りしている時よりもフレーズやリズムの基本パターンが多く思い浮かぶようになって、面白いなって思っています。


HideのPOSEという曲がありますが、私はあの曲のグルーブが中学生の時から耳から離れずにいます。そのあたりの影響がとても強くてアナログ人間の私がデジタルのグルーブに興味を持つに至っています。

⇩hide 「POSE」



サンプリングやプロツールスの編集機能を活用したデジタルな音とグルーブ。そこに生のグルーブを融合していくアプローチで作られているアルバムです。

この楽曲を実際に手がけたINAさんに話を聞きましたが、とにかくアイデアが斬新でありつつもすごく細かいです。「細かいことを積み重ねていけば必ず伝わるんだよ」とhideは言っていたそうですが、hideのサイボーグロックはINAさん無しではなしえなかった唯一無二の音楽です。


実は私、あまり音楽知識に長けていなくて、サイボーグロックっていう概念はINAさんに直接会って話を聞くまで知らなかったんです。(多分hideのコアなファンの方からすると何言ってんだこいつというようなレベル、、、。)ただ、そのことに気づいたのはチロリンさんとのセッションでした。その後、ピンクスパイダーを何度も聞いて、マラカスの音がグルーブの中心に位置していることに興味を持ったんですね。他にもever freeやRocket diveの音のグルーブを聞いても他のバンドには真似できないグルーブが入っています。INAさんとhideが作り上げたサイボーグロックの秘密をぜひ見つけてみてください。



さて、今日はまた機材の小ネタです。


みなさん、グリルボールのメンテナンスはしていますか?

実はグリルボールってマイクの音質に影響があるんです。


グリルボールは吹かれ防止のためにマイクについている中にスポンジが入っているカバーです。レコーディングでコンデンサーマイクの前に丸いメッシュが取り付けてある様子をみたことがある人は多いと思いますが、あれと同じような役割と考えると良いと思います。

あのメッシュを通すことで、ボッっていう空気で吹いたような音がレコーディングに入ってくることを防いでいます。あとは声の振動を拾う大切な部分を息に含まれる水分から守る役目などもあります。そしてそのカバーは実は汚れています。


歌っている人の唾液や女の人の口紅で汚れたグリルは空気の振動を塞いで、だんだんマイクが膜を張ったような状態になっていくため、音質も変化していきます。ひどくなると特にハイ成分の減衰が目立つような印象を受けます。なので、グリルは定期的にクリーニングする必要があります。shureなど、メーカーホームページでもメンテナンスに関する情報が公開されています。


この辺りを参考に、メンテナンスをすると声の色艶が見違えるようによくなるかも。

特に一度もクリーニングしていないマイクは音質のみでなく、雑菌も大量に繁殖しているので、早めにクリーニングしましょう。⇩



Matsushita sound making laboratory

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